Feb 27, 2010

名刺を作成し、失業の待遇について

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 県内は24日、前線に伴う大雨で、河川の増水や土砂崩れ、家屋浸水、路面冠水などの被害が相次いだ。由利本荘市の子吉川と石沢川の合流点付近では堤防が決壊、周辺の田が冠水した。横手市山内黒沢では秋田道の斜面が崩れ、民家を一部損壊した。いずれもけが人はなかった。市町村は一時、計約3400人に避難勧告を発令した。JRは秋田新幹線こまちを終日運休。普通列車のダイヤも大幅に乱れた。秋田地方気象台によると、県内の観測地点は各地で6月の観測史上最高となる降水量を記録した。
 秋田市と大仙市、由利本荘市の7河川が氾濫危険水位を超過。子吉川では堤防が決壊し、同市東鮎川地区が冠水した。同市の芋川も氾濫し、近隣の道路や水田が冠水した。由利本荘市内の農地は最大で1085・4ヘクタール冠水した。
 各地の川の増水を受けて、秋田市と由利本荘市、大仙市の9地区計3415世帯に避難勧告を発令。また、由利本荘では2地区の住民が自主的に避難した。けが人は出ていない。
 県総合防災課と県警警備2課によると、大仙市の民家10棟などが床上浸水したほか、6市町で床下浸水の被害が出た。また、横手市山内黒沢の秋田自動車道の斜面が土砂崩れを起こし、斜面の下にあった森田藤雄さん(65)の住宅が一部損壊した。当時は森田さんと家族2人が在宅していたがけがはなかった。
 東北電力秋田支店によると強風や大雨の影響で電線や電柱が破損し、大仙、横手、湯沢、由利本荘の4市726世帯で停電が発生した。いずれも24日午後までに復旧している。
 また、北都銀行大曲支店が浸水被害を受け、27日から臨時休業する。現金自動受払機も使用できない。同行は30日には再開したい考え。臨時休業の間は、大仙市内の3店に代行窓口を設置する。【野原寛史、小林洋子】
 ◇道路冠水や土砂崩れ、6世帯11人一時避難−−秋田・雄和
 秋田市雄和では道路の冠水や土砂崩れなどがあり、市雄和山村交流センターには6世帯11人が一時避難した。
 同センターに避難していた細谷凉子さん(64)は、自宅に隣接する作業小屋が土砂崩れで全壊した。午前6時20分ごろ「ダーッという音がして外を見ると、裏山が崩れて小屋ごと移動していた」という。小屋にあった農作業の機械と車2台、自転車などは土砂で使えない状態に。自宅も風呂や勝手口の窓から土砂が入った。
 細谷さんは昨年8月の大雨を機に「裏山の杉の木が崩れれば家と小屋に直撃して危険だ」と考え、杉を伐採していた。細谷さんは「木を切っていなければ家もやられていたかもしれない。まさかこんなことになるとは」と顔を曇らせた。
 周辺では雄物川やその支流が増水し、県道や市道が冠水した。家の勝手口に土のう袋を積んでいた男性会社員(42)は「午前6時ごろから水が川からあふれ出した。昨年は床下浸水でエアコンの室外機が壊れた。川が氾濫しないように整備してほしい」と話しながら水位を注視していた。
 雄和碇田地区の自治会長、那須芳秋さん(68)は「昨年は60年ぶりの大雨だったが、今回の雨は昨年に次ぐ規模だ。田植えが終わった後なので冠水しても影響は少ないと思うが、早く水が引いてほしい」と話した。【小林洋子】
 ◇JR、列車運転の見合わせ相次ぐ
 大雨の影響で、JRは始発から運転を見合わせる列車が相次いだ。
 秋田新幹線「こまち」は、秋田−盛岡間で終日運休。奥羽線は院内−新庄間で終日運休となったほかは同日夕までに運転を再開した。羽越線は普通列車の一部と寝台特急4本が運休した。また北上線の横手−北上間と田沢湖線の田沢湖−雫石間で終日運休し、花輪線も一部運休した。
 JR秋田駅では朝、運休の案内を見たり、駅員に事情を聴く人らが相次いだ。切符の払い戻しなどのため、切符販売窓口には長い列ができた。仕事で仙台へ向かうという男性会社員(57)は「レンタカーが空いていれば借りるが、仕事の予定が立たない」と疲れた様子。出張を終え東京に戻るという自営業の女性(32)は「起きた時は小降りだったので新幹線が止まることは頭になかった。時間はかかるけれど午前中の高速バスで帰ります」と話した。
 このほか、高速道路は秋田道の協和インター−大曲インター間など、県南部の4区間で連続雨量が基準を超えたために上下線が通行止めとなった。由利本荘市の国道108号では土砂崩れや冠水が3カ所で発生し、全面通行止めとなった。他にも国道4本と県道24本を含む道路44カ所で、通行止めや片側交互通行となった。【野原寛史、加藤沙波】
 ◇24時間降水量、史上最大234ミリ−−由利本荘・矢島
 県内は23日夜から24日未明にかけて、停滞中の梅雨前線上を低気圧が通過した影響で、県南部を中心に記録的な豪雨となった。由利本荘市矢島では24日午後2時半までの24時間降水量が76年の観測以来最大となる234ミリを記録。仙北市桧木内など雨量の観測36地点中12カ所で、6月の24時間降水量としては過去最大を更新した。
 秋田地方気象台によると24日午後5時現在、各地の降り始め(22日午後5時)からの降水量は、由利本荘市矢島269・5ミリ▽湯沢市湯の岱243ミリ▽仙北市角館217・5ミリ▽北秋田市比立内158ミリ▽秋田市94・5ミリ−−など。同気象台によると雨のピークは24日中に過ぎ、25〜26日は降らない見通し。【坂本太郎】
 ◇湯沢、横手市が災害警戒部設置
 大雨の対応で、湯沢市は24日午前7時36分、横手市は同8時半に災害警戒部を設置した。
 横手市によると、横手川の濁りが著しく、大沢・上内町浄水場で取水を停止。横手、大雄地域を中心に約1万4490世帯が断水し、横手地域4カ所、大雄地域1カ所に給水車を配置した。
 同日午後2時現在の横手市の被害は、水田冠水108ヘクタール、大豆冠水105ヘクタール▽住宅半壊1棟、同床下浸水3棟▽法面崩壊18カ所、土砂崩れ6カ所−−など。【佐藤正伸】
 ◇川合流地点で堤防決壊、668世帯1838人に避難勧告−−由利本荘
 由利本荘市内では子吉川と石沢川の合流地点付近の堤防が決壊し、周辺の田が冠水するなど大きな被害が出た。同市によると、同日午後4までに同市土谷など計668世帯1838人に避難勧告を発令。床下浸水28戸、床上浸水28戸、土砂崩れ15カ所などの被害が発生し、小中学校計10校が休校になった。
 同市東鮎川立井地では多数の家屋が床上浸水の被害に。21世帯61人が近くの社会福祉施設「ふれあい館鮎川」に自主避難した。
 酒店を営む阿部正人さん(61)は、自宅から警官に助け出された。「店の前の道路はしょっちゅう冠水するので、また引くだろうと思っていたら、家の中でも胸の下あたりまで水が来た。役所は道路をかさ上げすると言って図面も出したが、立ち消えになっている」と疲れた様子で話した。
 避難していた木内峯雄さん(83)は、水がひざ上程度まで引いた後、いったん自宅に戻ったが、泥だらけの様子を見て回り「こりゃしばらくだめだな」と肩を落とした。燃料が漏れたのか、油の臭いも漂う。「畳起こして捨てるもの捨てて。乾燥してくると床板が弓なりに反ってしまう。困ったなあ」とため息をつき、眼鏡と上着を持って避難先に戻った。【田原翔一】

6月25日朝刊

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